現代の供養の考え方
仏教では、葬送を終えた後も、初七日、四十九日、一回忌と、それ以降も形式的には五十回忌(弔い上げ) 以上、死者の供養が続くこともあります。親しい人の死を悼み、遺された者が心の整理をつけながら故人への感謝を心に刻んで、後世へと命をつないでいく。供養とは単に弔いの行為ではなく、もっと大きな、人間の営みそのものともいえます。時代と共に家族構成やライフスタイルが変化していくなか、供養に対する考え方も変化しつつあるのではないでしょうか。近年では、無宗派の方も増えていて、思い思いの形で供養されるようになっています。